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C社の場合

S社サーバ20台で合計500時間のバッチ処理を1台で30分

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事の始まり

Oracleデータベースにインポートするデータを生成するC++でコーディングされたプログラムがいつまでたっても終了しない。時間を予測して計算すると500時間んもかかることが判明!!

状況

CPU、メモリ、ディスク入出力、ネットワークのOS性能情報を分析すると、メモリの空きページがほとんど無い!!プログラムが使用するメモリがどんどん増加し、そのうちページングが亢進し、スラッシング状態に陥っていることがわかった。C++はオブジェクト言語であり、メソッドを呼び出す度にメモリが消費されることが確認できた。主メモリ4GB(内 Oracle SGA 2GB)+スワップ領域約3GBを消費!!

対処

awk【備考】の連想配列を使用してC++で行われている処理を代替(リファクタリング)すると、メモリの大量消費は無く、約1.5GBで済む。速度も10〜30分で結果が得られることがわかる。これをC++のプログラム開発者に伝えたが退けられる!! メンツがあり、却下された!?
【備考】awkは時代遅れでPerlやPythonがメジャーと言う意見もありますが…

C社の場合の図解

今後

できる!!エンジニアは謙虚です。常に向上心があり、相手に言われたことを素直に受け止め、悪い点は悪い、良い点は良いと認める心の広さと素直さを合わせ持っています。技術的議論は十分に行なうことが重要です。さて、今回の場合、お客様にたくさんのサーバを購入することを強要し、コストを負担させるのは納得いきませんよね… 現在もそのバッチプログラムは動いているのでしょうか?

■効果:1000倍(実質20,000倍)の性能向上!!

■コスト:時間は1/1000、サーバコストは1/20
     因みに合計すると 1/20,000となります…。


C社の場合のコストグラフ

余談 : しかし、S社は売り上げが上がったかも知れないけど、お客様においては、多額の設備投資を強いられ、たまったものじゃないと思いました…。





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