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B社の場合

U社サーバとH社サーバのコンペでU社サーバをゲット

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事の始まり

Oracle 8を使ってベンチマークテストをすることになりました。お客様からのご要望はU社とH社のサーバを比較すること。どう考えてもH社サーバの性能が良い。U社の担当者はコンペの前から戦意喪失状態です。
ここでOSとデータベースのスペシャリストが登場します。絶対にH社サーバに勝って見せる!!

状況

CPU、メモリ、ディスク入出力、ネットワークのOS性能情報を分析。ディスク入出力で常に高い%busy(ビジー)が記録されていることが判明。

対処

ディスクの書き込みキャッシュwrite_cacheをenable【備考】に、ディスクiノードの読み取り時更新をnoatime設定でOFF、1回のディスクアクセス時に操作するバイト数をmaxphysで拡大、UFSのバッファ操作パラメタufs_LW(Low Water mark)とufs_HW(High Water mark)をチューニング実施しました。また、OSのメモリ分析結果を受け、Oracle SGAのサイジングを綿密に行いました。
なお、本チューニングは約42パーセントのディスク入出力性能を向上する方法として弊社WEBで詳細に解説しています。ご覧ください。

Service→技術情報の提供→Solaris 実践的パフォーマンスチューニング→事例編→ディスク入出力→カーネルチューニングの効果
【備考】Oracleデータベースをプロダクションで使用する場合は反則ワザです。
    あくまでコンペに勝つという目的のために設定しています。
    マネしないように!!

B社の場合の図解

今後

H社の担当者はU社をなめていたことが彼らの敗因です。もしH社が本気になっていたら、U社の敗北は明らかでした。因みにH社のUNIXは表面的にスピードが速く見えるよう、各種コマンドのデフォルト設定が変更されています。例えばtarやcpioコマンドのデフォルトブロックサイズなど標準に比べて大きい…機会があったら比較して見るのはいかがでしょうか?

■効果:40%性能向上し、コンペに勝った!!

■コスト:U社のサーバ売り上げに貢献(価格不明)


B社の場合のコストグラフ





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